187:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/10(金) 22:15:50.69 ID:ehA7zoAO
鉛筆を握る紬の手に力が込められる。
お前に何が分かる? 出来るのではなくやらなければならない環境に置かれた自分の心中を、少しでも想像した事があるのか。
沸き上がる苛立ちをそのままこの軽率な男にぶつけたい衝動に駆られたが、父の期待を考えるとそれは出来なかった。
紬「……お茶を貰えますか?」
後藤「はあ? んなもん給仕係にでもやらせろよ。何で俺が小学生に茶なんざ汲まなきゃなんねーんだよ」
紬「え?」
沸き上がった怒りが急速に冷めてゆくのを感じる。
はたして今まで生きてきた中で自分にこんな汚い口を利く者がいただろうか。
未知なる人種との邂逅に紬は恐怖すら感じつつあった。
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