47:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/11/23(火) 22:34:59.96 ID:b8.nP6AO
桜高から少し離れたところにある河川敷。
姫子はそこの堤でごろりと横たわっていた。
川の水面は夕日に照らされて星屑をちりばめたように瞬いており、柔らかい風は幻想のような世界を優しく撫でる。
姫子「…………」
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2010/11/23(火) 22:35:50.29 ID:b8.nP6AO
しずか「声に出てたよ。姫子ってもっとリアリストなのかなぁって思ってたのに、なんか意外」
普段は幼く見えていたしずかが妙に大人びていて、逆に姫子はしどろもどろになる。
姫子「私だってまだ高校生だもん。たまには乙女チックな事考えたりするよ」
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2010/11/23(火) 22:36:35.30 ID:b8.nP6AO
姫子「何か恥ずかしいね、こういうの」
しずか「姫子は自分を取り繕いすぎなんだよ」
照れたようにはにかんでいた姫子だが、不意に上目遣いで見つめられてぎょっとする。
50:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/11/23(火) 22:37:23.39 ID:b8.nP6AO
しずか「もっとよく周りを見てみなよ。私達ってそんなに頼りない?」
姫子「そんなこと……」
無いとは言えない。
51:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/11/23(火) 22:38:02.66 ID:b8.nP6AO
姫子「私の方こそ、ごめん。しずかが、っそんなに強くなってたなんて……全然知らなかったよ……っ」
嗚咽混じりに言葉を紡ぐ姫子の姿は、年相応の少女のものだった。
しずか「もう、いつまでも泣き虫じゃないんだからね」
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2010/11/23(火) 22:38:53.14 ID:b8.nP6AO
今のしずかならばきっと南極の単独調査をこなして、無事に帰って来てくれるだろう。
姫子「木下 しずか一世一代の大仕事だよ。聞いてくれる?」
しずか「もちろん!」
53:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/11/23(火) 22:42:47.89 ID:b8.nP6AO
姫子「らふめーいか! じょーだーんじゃない!! こんなーもん呼んだおぼーえはない!」
しずか「あんたの泣き顔笑えるぞ」
そんなノリ、最近自分のノリが分からない。
54:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/11/23(火) 23:01:47.48 ID:r9T26xQo
乙
久しぶりだな
55:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/11/23(火) 23:04:33.01 ID:1YsyE6AO
乙
なにこのしずかかっこいい
56:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/11/23(火) 23:38:06.14 ID:WDR9BIAO
>>無事に帰って来てくれるだろう
あれ?死亡フラグじゃね?
57:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/11/23(火) 23:49:43.56 ID:Q.9CnCMo
>>56
ちょばかおまえ言うなって
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