過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/03(木) 18:25:27.30 ID:50xr3sjAO
 底の無い闇に沈んでゆくような、或いはただあても無く浮かんでいるような奇妙な感覚。
痛みという枷から開放された紬はこの世では無い此所で一人の男が歩んだ世界を見た。

紬「こんなのって……」

 目を背けたくなるような現実、消えゆく理想、終わる世界と残る痛み。
言葉の限界を越えた感覚は紬に何かを与える。

『乗り越えて下さい』

 心に染み渡る声に紬は静かに頷いた。

紬「天界道」

 漆黒の空間に星達が瞬く。
 目が眩む光を放つ星々は砕け、音を立てて墜ちてゆく。
 負の因果を終わらせる光が目に映る全てのものが白く塗りつぶされた。


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