695:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/14(月) 16:09:04.40 ID:wY4Ppo0AO
壁が内側から発光する。
それから数秒のタイムラグがあっただろうか。
空を貫く塔が崩れ、宙を舞う瓦礫は地に着く前に雲散し、消え失せた。
視界を遮る粉塵の奥には二つの影。
あれだけの衝撃を受けていながら立ち尽くしている。
いちご「無力の感想はどう? 何も持ってないのってどんな気持ち?」
冷笑を浮かべるいちごの声色に先のような恐怖は無い。
畏怖の対象だった一対の龍は掌中の虫のような存在と化す。
滅龍槍『ブリューナク』。
舞い落ちたこの光の裁きこそが世界の終わりを終わらせる最終兵器なのだ。
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