922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:16:53.18 ID:d/AIbhsAO
唯「変なムギちゃん」
怪訝な言葉を吐きながらも唯はとても嬉しそうだった。
紬が唯に他の者には無い癒しを感じるように、唯も紬に対して同じ感情を抱いていた。
紬「ごめんね、じゃあお菓子食べよっか」
唯「うん!」
待てを解かれた犬のように一目散に箱に手をかけると、唯はその隙間から漏れるシナモンの香りに顔を綻ばせた。
唯「う〜ん、良い匂い……」
言いかけて箱の中身を見た瞬間唯の表情が一変する。
箱の中には二人でようやく食べ切れるかどうか分からないほど大きなアップルパイが入っていた。
唯「林檎……」
紬の朗らかな笑みが今の唯には心苦しかった。
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