944:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:34:11.75 ID:DuwF8WnAO
文恵は鶴を翳して汚い天井を仰ぎ、目を細めた。
背もたれに身を任せるその姿には微塵の覇気も感じられない。
文恵「うん。そっちもはやく身体治してね。待ては出来るけど餌を見過ごすほどお利口さんには躾られてないんだから」
もう一度からからと笑い、携帯電話をしまった。
文恵の細い指先から落ちた鶴は宙を舞いながら音も無く燃え、目に見えぬほどの塵となって消える。
文恵「待っててよね。必ず全員八つ裂きにしてあげるんだから」
恋人の肩を抱くように立て掛けておいた刀に手をかけた。
頬は微かに赤く染まっており、息遣いは若干乱れている。
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