過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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945:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:34:37.34 ID:DuwF8WnAO
 見据えた天井の先に思い描くのは先日見えた澪の姿。
 正しく、強く在ろうとした末に残った力への飢え、勝利への渇きを宿した貪欲なる瞳が文恵の脳裏を過ぎる。

文恵「……絶対、殺してやる」

 力を求めて貪欲に食らい続けて今ここに居る自分と澪の姿が、文恵には鏡越しの自分同士に思えた。
瓜二つ、同位体、擬似体。
そんなチープな言葉では表せない自分と澪の限りなく浅く、深い関係。
その絆は同じ価値観を共有しているという事だった。
 鏡の中の自分に打ち勝ち、誰にも邪魔される事のない平坦な景色を造る。
その為に文恵は辻斬りという自身の本質を捨てて此所に居る。


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