過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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24:1 ◆3vMMlAilaQ
2010/11/23(火) 22:14:53.46 ID:Xd8AHF.0
「一方通行」
番外個体がバイトへ行き、一方通行がコンビニにコーヒーを買いに行こうとマンションを出たときだった。
「……チッ、土御門か」
「久しぶりだにゃー」
ふざけた口調でそう挨拶したのは土御門 元春。彼もグループの一員だ。
サングラスの奥に瞳が隠されてしまっているため何を考えているかが掴みきれない男で、
仕事中はシリアスになることも珍しくないのだが――。
「まったく、ロシアから帰ってきたと思ったらクールなお姉さんと同棲しやがって。
お前も案外隅に置けないぜよ。それより幼女趣味はもう時代が終わったのかにゃー?」
「テメェに用はねェンだ、消えろ」
「質問に答えて欲しいんだけどにゃー」
一方通行は鬱陶しそうに土御門を一瞥すると、彼を無視して自分のペースで歩き出す。
そんな態度に腹を立てる様子もなく、土御門はヘラヘラしながら一方通行の横に並んだ。
「番外個体、だったかにゃー? どうだ、楽しいか?」
「別に。テメェにゃ関係ねェだろォが」
「あーあ、折角お前とは年下趣味って所だけ話が合うと思ってたのににゃー」
「気持ちわりィンだよ。つーかにゃーにゃーうぜェ。良いから早く用件を言え」
「そう急かすなって。こっちはまだまだ聞きたいことが山ほどあるんだにゃー。ま、いいや。率直に聞くにゃー。
……一方通行、『グループ』に戻る気はあるか?」
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