過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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291:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/16(木) 22:38:49.05 ID:maVBo6U0
「ハァハァお姉様、大きい大きいお姉様ぁん、グヘヘお姉様よりもお胸が大きいですわうへへ」
「ちょっとやーめーろっつのぉおお! ミサカあんたは苦手なの! ちょ、やぁっ、何処触ってんだ変態ぃい!」
店内で危ない雰囲気を醸し出す二人を差し措いて、店の隅で一方通行と『お姉様』こと御坂美琴は向かい合っていた。
ちなみにこの隅っこ、下着ではなくアクセサリーコーナーであることを重視したうえで互いに取り決めた場所である。
「……なるほど、それでアンタがあの子と一緒にいるわけね。……こんな店に」
「ンな目で見てンじゃねェよ、こっちだって来たくて来てンじゃねェンだからよォ」
「にしてもアンタがねぇ。打ち止めといい、番外個体といい」
「……悪ィな、オマエからすりゃァ気にくわねェかもしンねェが」
――俺はアイツらを守るって決めてンだ。
「……、別にね、私は今更『実験』のことをどうとか言うつもりはないわ。確かにアンタを憎いと思ってた時もあったけど、
今のアンタを見てるとそんな事言えたような立場じゃないのよ、私はね」
「……、」
「そうだ! あの子だって一応『妹達』だし、ってことは私の遺伝子……ふふっ」
何やら不穏なオーラを醸し出す美琴。
と、そこへ番外個体が助けを求めてやってくる。
「呑気にお喋りしてないで助けて欲しいものだけど! この変態、ガキのくせに生意気なっ!」
「あぁん! もっと! もっと罵ってくださいまし! はっ! そうですわ、試着してみませんこと? 黒子がお手伝いいたし……きゃんっ」
「くーろーこー? いい加減にしなさい」
美琴に割と本気で頭を叩かれてうずくまる白井黒子。
番外個体はその隙に美琴の後ろに回り込んで、
「久しぶり、お姉様。ロシアから戻ってきて一回会った時以来だよね? ていうかこの変態ちゃんと躾しておいて欲しいものだけど」
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