過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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576: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:22:51.34 ID:wQpE6FjR0

細身なくせして肉好きな一方通行は、のそのそと起き上がる。
暑いのに加え、大したこともないのにこうして寝ているというのはどうも落ち着かない。


しかも番外個体がお粥を作れるわけがない! これは大変だ!


ということで脳内で警報もなり響き、いそいそと部屋を出ようとしたところで、


「あっれー? 何処に行く気かにゃーん? ……逃げるとか無しだよ、ひゃひゃ」


運悪く両手で鍋を抱えた番外個体と鉢合わせた。
凶悪な顔でそれでいて楽しそうに笑い、そんな彼女に行く手を阻まれる。


「逃げるって……オマエは何をしてェンだよ……」

「いやぁ、ミサカが前風邪ひいたときに食べたお粥の味が忘れられなくてさぁ。うん、あれには衝撃を受けたよ、けけけっ!」

「アレはマジで病人のことを思って薄くしたンだっつのォ! つーか結局完食したじゃねェか!」

「はいはい、ご近所迷惑でちゅよーん? ママが作ったレトルトお粥、おいちーでちゅからねー」

「ちっくしょォおおおお!」


よいしょとベッドの脇に置かれたガラステーブルに鍋を置いた番外個体にベッドに押し戻される。
ガキ扱いが非常に気にくわないし、大体レトルトなんて作ったうちに入るのか。



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