29:こーじろう侍[sage]
2010/11/25(木) 05:59:34.02 ID:PWoHFWY0
「そう、秋山さんがそういうならしょうがないわね。ところで大好きな聡君とはどうなの?ちゃんと連絡(メール)し合ってる?」
「えっ?・・・あの、その・・・まぁ、それなり、には・・・///」
不意に聡の話題を振られて(不意でなかったとしても)私はしどろもどろになってしまい最後の方は消え入りそうな声になってしまった。
「大事にしなきゃ、と言うかこまめにメールしなきゃだめよ。ただでさえそれしか連絡方法が無いんだし、ましてやこんなにも離れているんだから。でもこれって、本当の意味での究極の遠距離恋愛よね」
「そ、そんないいものじゃ・・・そ、そういう曽我部先輩はどうなんですか?ほんとはいるんですよね彼氏くらい」
私はどうにかして話を逸らせようとして言った。
「何度も言わせないで、私は『澪ちゃんファンクラブ』の会長だった女よ。当然、彼氏なんかいないわよ。ここに来て最初に秋山さんがいたって知った時は、ほんとに運命の赤い糸で結ばれているんじゃないかと思ったもの。でも貴女(あなた)といろいろ話していく内に彼氏がいるって判って、その時は結構がくって落ち込んだものよ」
ムギ辺りが聴いたら目をきらきらさせそうな事を先輩は言う。冗談なのか本気なのか判らないところが、余計に私の気を揉ませる。
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