過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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12:第一話 『部屋とYシャツとミサカ』[saga]
2010/11/27(土) 14:01:20.40 ID:cPRQijA0

早朝6時。
今日の制服はいつもと一味違う。
学校指定のブレザーの下には、例のブカブカYシャツ。
ムフ、ムフフフフフ…………


自分のお弁当を用意しながらあの人にコーヒーを入れる。
今日は何処か公の場に出るらしく、あのYシャツ(のうちの1枚)を着るらしい。


>ガチャ 「ふあァあ……」


欠伸をかまして目を擦りながらリビングへと出てきたあの人は、
しかし、


ブ カ ブ カ Y シ ャ ツ を 着 て い な か っ た。


「Yシャツはぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!?????」


ビクリ、と肩を震わせたあの人は突然の奇声にはっきりと目が覚めたらしい。
状況についていけないながらもコチラへと機嫌でも窺うかのように目を向けた彼は、


「あ、あァ。一度着てみたらやっぱデカかったし、
コーヒー零して捨てちまった着てたの以外は今度三下にでもやることにしたンだよ」



「…………」チラッ ← 自分のYシャツ
「…………」

「…………」チラッ ← 自分のYシャツ(新品)
「…………」

「…………」チラッ ← 自分のYシャツ(×あの人の匂い ○新品特有のアノ匂い)
「…………」



「あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``!!!!!!!!!」
「   」ビクゥ!!



この世とは、真に不条理なものである。
                                       『部屋とYシャツとミサカ』(完)


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