過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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30:第二話 『部屋と彼シャツ計画とミサカ』[saga]
2010/11/27(土) 20:14:10.70 ID:cPRQijA0

「泣くな御坂、弁当くらい分けてやるから〜〜〜」

そういえば今日帰って来たテストも赤点だった。
あの人にテスト中のミサカネットワーク使用を禁止された所為だ。
どこからかテストの日程表を入手したあの人は、
何の契約を交わしたのか知らないがネットワークを使えば番外個体から連絡が入るように仕向けていた。


「駄目だ話聴いてねぇし………つか、何か廊下騒がしくない?」


ネガティブな思考もあの人に似てきた賜物なのか。
ペットは飼い主に似るとか言うけどミサカはあの人にとってペット的なものなのだろうか。


「ホントだ。ちょっと見て来る」ガタッ
「あ。あたしも」


妹や娘的な立場とペット的な立場なら一般的に見てどちらが幸せなのだろう。
どちらにしたってあの人は不器用な優しさを持ってミサカを大事にしてくれるだろう。


「ちょ、大変大変!!なんか見たことないイケメンが廊下歩いてる!!」
「マジで!?」ガタッ
「年上〜?年下〜?」
「年上年上!!大学生くらい!!」


だがそれはミサカが求める優しさとはベクトルが少し違う気がする。一方通行のクセに。
『あらゆるベクトルを操作する能力』なら感情のベクトルも操作しろってんだ。


「今確認してきた。マジイケメン」
「どーゆー系〜〜?爽やか系?カワイイ系?」
「んんと、どっちか言うとヴィジュアル系?白髪赤眼の
「二次元から私を迎えに来てくれたのね、判ります!!!」ガタッ


イケメンかぁ……
ネガティブモードに移行していても都合のいい耳は都合のいい単語だけはバッチリ拾ってくるようだ。
だがミサカにとってイケメンとはあの人だけを指すものである。
例えソイツがヴィジュアル系の白髪赤眼なんてミサカのタイプを真っ向から攻めてきたって………
ん?白髪赤眼?


「おい、御坂っつーガキがいンのはこのクラスか?」ガラッ





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