過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
1- 20
575:第十話 『部屋と新展開とミサカ』[saga]
2011/01/04(火) 01:06:42.30 ID:Ja80mfo0






一方通行が訪れた路地裏を更に外れた先にある廃ビルだった。
一見ボロボロに見えるそこは目を凝らせば人の出入りが窺える。


「当事者のお前の到着が一番最後ってのはどうなんだよ。常識的に」

「黙れメルヘン野郎」


一方通行がガラス戸の所々割れたドアを潜ると、垣根を初めとする十数人の男女が彼を出迎えた。


麦野,絹旗,滝壺,浜面の4人から成る『アイテム』の面々。
『スクール』から合流した垣根,心理定規の2人。
土御門,海原,結標の嘗て一方通行が所属した『グループ』の元メンバー3人と、結標が『グループ』時代に人質に取られていた少年達が数人。


彼らは表で普通の生活する一方通行が多少のデメリットと引き換えに
自分たちにとっての学園都市のメリットを目指し行動を共にする現在の『共犯者』である。


一方通行にとって、そして彼らにとって互いに対する『仲間意識』や『信頼』といった感情は一切存在しない。
代わりに互いの強さを認める程度の『信用』は置いている。


「時間通りではあるから遅いだの何だのはそこの心の狭い第2位と違って言わねえけどよ、
 木原の『肉体復元』に関する技術情報は掴めたんだろうなあ?」


文句は言わないと明言している割に既にキレかけている麦野沈利が浜面から馬のようにどうどうと言われながらも一方通行を言及する。
本日のメインテーマの1つがこの話題でもあり、コレは彼らの中では一方通行にしか判別の付かない事だった。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/706.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice