過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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576:第十話 『部屋と新展開とミサカ』[saga]
2011/01/04(火) 01:08:44.05 ID:Ja80mfo0



「………結果から言えば、俺と冥土返しで開発した『クローン技術』を応用した欠損部位補完の為のそれだった。
 肉体全体を再生させるなんてマネしたのはそこのメルヘンだけだったが、プラチナバーグの野郎は俺を狙って木原に試したらしい。
 元々手綱の握れねェ『一方通行』への対策の一つとして、理事会の一部で垣根と同様に脳の保管はしてたみてェだしな」



一方通行の報告に心理定規の肩がピクリと揺れた。
4年前、彼が管理していた『未元物質生産ライン』を含む管轄内を掌握した『グループ』に垣根帝督の引き渡しを交渉した彼女は
垣根の復活の為の技術開発から現状までの経緯を考えて僅かながらも責任を感じているのかもしれない。



「だがプラチナバーグがその技術を応用しようとした所で使いこなせるとは思えねェ。
 一般に知られているのは事故や病気で損失した人体の一部を造りくっつけるモンだ。
 人一人丸々作るクローンよりある意味で調製が色々と面倒な代物を再現するだけの『協力者』が居た筈だ」


「ローマ正教に潜伏していたショチトルから入電がありまして、それに関しては自分が多少掴んでいます。
 今回の一件で露見したアレイスターの死亡情報をローマ正教内に齎したのはスペイン星教の様で、
 その内容があまりにも学園都市内部に精通したものだった為に彼女はスペイン星教の手の者が此方側に潜んでいると推測しています。
 スペイン星教の方にはロシア成教内に回していたトチトリを派遣したのでそちらについても近日中に報告できるかと」


「スペイン星教か……迂闊だったな。ローマ正教にロシア成教,そしてイギリス清教までは常に情報を張っていたが、
 あちらにはあまり手を回していなかった」





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