過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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636:第十二話 『部屋と量産能力者とミサカ』[saga]
2011/01/07(金) 17:46:52.73 ID:V6HRnCQ0







妹達の暴走、および侵入者への対策の一つとして研究所内に備えられたAIMジャマーは効果を示さなかった。
設置された部屋へと逃げ込めた時は勝利を確信したが、結局は糠喜びに終わってしまった。



「我々はAIMジャマーによるAIM拡散力場の乱反射を一定まで阻害する装置が埋め込まれています。
 このまま装備が設置された部屋に居れば寧ろあなた方に不利なのでは?と一方通行はお2人に尋ねます」



挑発や蔑みから来る言葉ではなく純粋な疑問として発せられたそれが嫌に反復される。
製造されたばかりの自分達を見ている様で14510号は唇を噛み締めた。


インストールされた目的や手段を顔色一つ変えずに、それがどんな命令であろうと何の反発も無く行う人形。
まさに目の前の少年がそれだった。


死ぬのは嫌だ。だが、殺すのも嫌だ。
子供の我儘の様に矛盾した感情をぶつけ合ったところで打開策は見つからない。





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