過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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768:第十四話 『部屋と疑惑とミサカ』[saga]
2011/01/21(金) 23:24:24.85 ID:JijPszWC0



海原の説明が、途中であるにも拘らず遮られた。
彼の胸ポケットに仕舞われていた携帯電話がブルブルとバイブを震わせながら着信を知らせた為だ。
「失礼、」と場に断りを入れてから海原が受信ボタンを押す。



「はい、こちらエツァリで―――――ハイ、ハイ。………なっ、!?……」



『海原』ではなく『エツァリ』を名乗ったと言う事はアステカの仲間だろうか。
電話を取って未だ数分も経たないが、海原の顔がどんどん青褪めていく様を見ながら結標が考察した。



「はい、了解しました。確認はこちらで取ります。くれぐれも貴女も気を付ける様に。……ハイ、では」



ピ、と音を立てて通話を切ると海原がその場の人間達に目を向けた。
そして確認するように辺りを見渡す。



「土御門さんは、現在どちらに?」

「……つちみかどなら地雷式の術式が施されてないか念の為調べに行くって、あくせられーた達が戦った現場に向かったよ?」



滝壺の返答に眉を顰めた海原は、一度仕舞った携帯を再び取り出すと件の土御門へと連絡をつける。
すると「俺だ、」とコール数発で応答した相手に「そちらは変わりますからイギリス清教に確認を取って下さい」とオーダーを出す。





「――――――スペイン星教へ潜伏したショチトルから入電です。………イギリス清教の一部と彼らが手を組んだ可能性が高い、と」









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