過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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771:第十四話 『部屋と疑惑とミサカ』[saga]
2011/01/21(金) 23:27:38.86 ID:JijPszWC0



「おーおー知ってて貰えたか。でもよお。テメエらみてえな乱造品に呼び捨てされるほど、俺は低く見られてんのか?あア?
 そうゆう糞ムカつく所ばっか再現率高えワケだ、オマエら。やっぱ興奮しなくても痛めつけるコト決定」



能力追跡によってクローン達の動向を察知した滝壺理后の『手配』を受けた垣根帝督は、
妹達が居住地とし10032号が治療を施されている第7学区の総合病院へと連れて行かれた。


見知ったカエル顔に事情を説明しながら、此処は戦場になるからと患者と医療関係者の避難を要求する。



『本当にキミ達はこの病院にどれほどの患者がいるか理解しているのかね?……そんな無茶を言うのはキミで2人目だよ』



『1人目』というのが目の上のタンコブたる第一位である事を知っていた垣根帝督は
冥土帰しからそう揶揄された事に腸を煮え繰り返しながら、妹達に代わってこの特別室でクローン達を待ち構えていた。


キイ…と音を立てて静かに扉が開かれていく。
その光景にニヤリと歪みきった笑みを浮かべた垣根は、湧き上がる興奮を抑えながら『一方通行』という能力に合わせた演算を開始する。


天使を思わせる6枚の翼がキラキラと発光しながら垣根の背に現れた。
『未元物質』で構成されたこの翼は飛行、防御、烈風、打撃、攻撃の全てを担う。
その『全て』の中には『反射の貫通』も含まれる。


垣根帝督は自身の能力が一方通行に劣っているとは思っていない。
第一位が第一位たるその所以は一方通行の人間離れした演算能力、応用力、状況把握能力、適応力といった
臨機応変に反応を示す本人自体のスペックにあると考えている。


生まれついての才能も大きい。だが、そのチカラの大凡を構成するのは『超能力者』という境遇の中で彼が得てきた『経験』だ。





故に、例え相手が『第一位の劣化模造品』と言えど、垣根帝督が敗北する理由は何処にもないのだ。









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