過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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894:第十七話 『部屋と決着とミサカ』[saga]
2011/02/19(土) 22:21:13.23 ID:NbiBTJcl0







勢い良く押し開けられたドアから、あれだけ用意した部屋から出てはならないと説き伏せた打ち止めが現れたとき海原の中で嫌な予感が走った。



「ね、ねえ!!ミサカ、特力研の案内できるよ!だからあの人の所に一緒に連れてって!!ってミサカはミサカは皆さんに交渉を持ちかけてみたり!!」



ああ。嫌な予感というものは何故こんなにも当たってしまうのだろう。
愛しの彼女が妹と認めたこの少女を出来得る限りは危険な目に合わせたくないというのに。



「……………駄目です。その案内の詳細とやらだけ残し貴女は此処に残って下さい」

「きょ、拒否するならミサカ勝手に行っちゃうよ!一人で勝手に突っ走ってあなた達の邪魔になっても知らないよ!!ってミサカはミサカは脅してみる!」



少女曰く恐喝された大人達の顔が一斉にミサコン2号(ミサカコンプレックスの略。彼らの認識では1号は一方通行である)へと向けられる。
「どうすんだよ、オイ」「どっち選んで何があってもお前の責任だからな」と体よく選択権を押し付けられ、彼は



「…………………………………………………………仕方ないですね」



たっぷり原稿用紙1行分の間をとって、諦めた様な疲れ果てた様な海原の頭が項垂れた。









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