103:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:07:13.63 ID:.Vlxss60
「新しい歌詞、郵便受けに入れとくから」
彼女には先にそう伝えておいた。
104:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:14:49.60 ID:.Vlxss60
しばらくして、また普通に接してくれた。
何もなかったように、ただ普通に。
それでも彼女は、相当歌詞が気に入らないようだった。
105:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:20:03.26 ID:.Vlxss60
部活が終わって、5人で歩く。
唯は梓に何やらちょっかいを出してるらしく、
ムギは彼女と今日の宿題について話してる。
106:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:26:34.84 ID:.Vlxss60
「どうしたんだよ、黙りこくっちゃって」
「…何であの歌詞ダメなんだ?」
「いや…あれはないだろ」
107:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:29:55.49 ID:.Vlxss60
「忘れるってなんだよ」
「もう…わたしたち高校生だぞ」
「だから何?」
108:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:36:02.12 ID:.Vlxss60
そこからは、どちらも口を閉ざしたままだった。
彼女の家に着いて、
「じゃあな」
109:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:41:22.45 ID:QzGX0Ico
今日初めて見つけて読み始めたんだけど中々切ない…支援だわさ
110:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:41:56.22 ID:.Vlxss60
それが、つい昨日の話。
それなのに、何で。
何で彼女はみんなの前で、昔の話を始めるんだ。
111:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:44:55.78 ID:.Vlxss60
わたしは長椅子に掛けてベースをいじる。
みんなに背を向けて、顔を見せないように。
頭に流す曲のルート音だけ弾いてみる。
112:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:47:47.79 ID:.Vlxss60
話の間、唯が、ムギが彼女を呼んでる。
「りっちゃん」と、そう呼ぶ。
それすらも聞きたくない。
113:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 23:51:05.58 ID:.Vlxss60
律「…そろそろ練習しようか」
唯「えー!もっと聞きたいよ!」
紬「唯ちゃん、もう練習に入らなきゃ」
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