過去ログ - 麦野「ねぇ、そこのおに〜さん」2
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31:とある星座の偽善使い(フォックスワード)禁書目録―7
2010/12/10(金) 15:35:31.77 ID:cEJvgoAO
「もし―――そこのお嬢さん」
禁書「!!!」
麦野「はぁい、おにーさん」
エサ(禁書目録)に食いついてきたエモノ(刺客)を…麦野沈利はナンパされなれている女のように左手を上げた。
〜第七学区・三九号線ケンカ通り〜
インデックスを追ってこの学園都市に潜入してより、ステイル・マグヌスは一度は手中に納めかけた星の砂を取りこぼしてしまった。
第七学区まで追いつめながらも、インデックスを今一歩の所で取り逃がしてしまったのは昨夜の事だ。
だが…そう遠くまで行けはしないとつけた当たりは正解だった。第七学区に張り込み続けた結果…彼女はいたのだ。この街の女学生に連れられて。
ステイル「もし―――そこのお嬢さん」
好都合にも、人払いのルーンを刻む必要もないほど人通りの少ない場所だ。
イギリス清教と学園都市の関係性を鑑みて、事を荒立てる事は好ましくない。ましてや潜入と追跡の密命を帯びている身だ。
だが、これで何とか間に合いそうだ…インデックスに残された『時間』には
?「はぁい、おにーさん」
後はこの女学生から後腐れなくインデックスを引き渡してもらえばいい。
拒めば最悪、実力行使しかない…だが、どういう成り行きかわからないがインデックスと共にいるこの女学生は満面の笑みを浮かべ左手を上げ――
?「さんにーいちドバーン!!!」
ステイル「!?」
ドオオオオオオオオオオオオン…!!!
いきなり、女学生の左手から光球が現出した直後、閃光と爆発が炸裂した
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