126:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/18(土) 23:52:01.60 ID:ygYFXf6o
それは、彼の決意表明だった。
彼が絶対に覆してはならないもの――――
ではあったが、やはり恥ずかしかったようでもうそっぽを向いてしまった。
それでも、彼の白い肌が紅潮していることが良くわかる。
「うっ……えっと……」
「……そう、ね、こういう時はなんて言えばいいのかしら……?」
「うわっうわっ、ってミサカはミサカは嬉し恥ずかしの大混乱!」
一方通行の真剣な眼差しと真摯な答えに、彼女たちも恥ずかしそうだ。
彼をおちょくろうと思うものの、赤くなるのを止められない。
「…………まァそォいうわけで、飯でも食いにいくぞコラァ!」
「……逃げたわね」
「……逃げたじゃん」
「うっせェよ!」
「うーん、食事に行くのは大賛成なんだけど、ってミサカはミサカは彼女を気にしてみたり……」
「――――あ」
「…………」
改めて出かけようとする彼ら。
玄関の方を見ると、そこには、不貞腐れる番外個体の姿があった。
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