160:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/19(日) 19:53:32.45 ID:1SFGj3oo
――――
男二人、喫茶店でハンバーグを食べ終わった一方通行と上条当麻は、
いつの間にやらすっかり意気投合していた。
「―――ってことで、俺がちょっと女の子を連れて帰るだけですぐ噛みつくんだぜ?
勘弁してくれっつーの!」
「カカッ! しかしそりゃオマエが悪ィと思うぜ三下ァ。
自宅にメス連れ込ンでやるこたァ一つ、
そォ考えりゃ邪魔モノ扱いされるって考えても仕方がねェだろ?」
「いやいやいや! 俺はそんな下心で連れてきたわけじゃないぜ!?」
「ハッ! どォだか。三下だって一男子高校生だからな。それともナンですかァ、
その歳でもう枯れちゃってンですかァあ?」
「枯れてねえよ! ……それと、俺は上条当麻という名前があるのであって、
いい加減三下はやめてくれませんでせうか……?」
「あれれェー、先に三下扱いしたのはドコのダレでしたっけェ?
それともアレか、俺の方が三下はふさわしいってことかァ?
……もォイッペンやンのかコラ」
「イエ、謹んで遠慮させていただきマス」
ンだよつまンねェなァ、なんて本気で残念そうに漏らす一方通行に苦笑しつつ、
上条は先程から聞きたかったことを聞いてみた。
「そう言えば、さっきお前と一緒にいたのは打ち止めと……もう一人は誰なんだ?
御坂とそっくりの顔だったけど、やっぱり――――」
「……アイツか、まァ想像の通り量産個体の一人なンだが、妹達とは違う意図で作られた
個体っぽいな。実験はもォ中止を確認済みだ」
「違う意図?」
「あァ、だがソイツもすでにお釈迦になっちまったと本人は言ってンだが、
正直まだ本当の意図は掴めちゃいねェ」
736Res/480.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。