259:あぁ、間違えた……[sage]
2010/12/24(クリスマスイブ) 22:54:56.82 ID:8DNNsh6o
天使のように笑う打ち止めに、一方通行も頬を緩める。
そんな彼らの姿は、黄泉川の守りたい世界を確かに感じさせて。
彼らを引き受けると言った時に、すでに黄泉川の心は決まっていたのだ。
それなのに、見ないふりをしてきた。
隠し事の多い芳川に、甘えていたのかもしれない。
「私はお前たちを引き受けたじゃんよ。――――私たちは家族じゃん。
聞かないわけにはいかないよ」
「……本当にいいの? 愛穂」
「私だって警備員じゃん、色々と見てきた。危険なんて、今更じゃん?」
「……そォかよ。オマエも聞くか?」
「――――ふむ。僕は患者の事情にはあまり首を突っ込まないからね、
先に彼女の元に行っている事にするよ?」
「わかった。――――アイツを、頼む」
頭を下げる彼にカエル顔の医者は無言で頷くと、病室にノックし入っていった。
それを確認した後、彼は語り始めた。
あの忌々しい実験と、その末路を―――
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