260:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/24(クリスマスイブ) 23:21:15.13 ID:8DNNsh6o
…………
「―――とまァ、大筋はこンなところだ」
「少しあなたは自虐的すぎるかも、ってミサカはミサカは説明を総括してみる」
「うるせェ」
「…………そ、れは」
黄泉川は、明るく話すこの二人が信じられなかった。
今までの二人の関係も、見えなくなりそうだった。
それでも、目の前の二人だけを、見る。
「オマエがこれを聞いて、どォ考えよォと自由だぜ?
出て行けって言うならいつだって出て行ってやる。
コイツだってそのぐらいの覚悟はあるはず……だよな?」
「うん! ミサカはあなたと一緒ならどこでも生きていけるよ、
ってミサカはミサカはちょっとさみしいのを我慢してみたり」
「愛穂……」
芳川は不安そうだが、一方通行の顔に翳りはない。
自分の罪を自白してもなお明るく振舞えるのは、
黄泉川への絶対的な信頼があるからなのだろう。
(そして過去を、受け入れている、っていうことか――――)
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