264:うわ、二回投稿しちまった……[sage]
2010/12/24(クリスマスイブ) 23:33:13.68 ID:8DNNsh6o
いつの間にか二人で見つめあう、そんな危険な雰囲気になっていた。
とっさに黄泉川は顔をそむける。身体が火照るのを彼女は感じていた。
事実、彼女の顔は真っ赤である。
(ちょっと前までは男か女かよくわからなかったくせに……っ)
裸を見られても恥ずかしがらなかった黄泉川が、羞恥に身を悶えていた。
改めて見ると、
今の一方通行はホルモンバランスが整い始め性別がちゃんと定まってきている。
身長が少し伸び、鍛えているのか少し体格も良くなってきていて、
顔つきもずいぶん男らしくなっていた。
外を歩いていれば女性が振り向くであろう、いわゆるイイ男になっていたのだ。
男日照りの彼女は、彼に男を感じざるを得なかった。
先ほどの言葉は、まるでプロポーズのよう。
そう考えると、黄泉川は彼の顔を見ることが出来ない。
その態度が、一方通行をいらつかせる。
「オィコラ、何がやばいってェ? 俺が頼りにならねェとでも言う気か?」
「……〜〜〜〜〜っ!!」
いつの間に迫っていたのか、彼に顎を引かれる。
彼女の目の前には、一方通行の顔。
無意識にも、甘い声が囁かれる
「学園都市超能力者第一位の力を、その身体に教え込ンでやろォか?」
「…………あっ………ん」
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