314:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/25(クリスマス) 23:40:00.53 ID:GcS1DpIo
(家族、だから?)
言ってしまえば、簡単。
それでも、なぜかその一言が言いたくない。だから――――
一方通行の、唇を奪う。
キョトンとした彼の顔を見て、黄泉川は満足そうな笑みを浮かべた。
何か憑き物がおちたような、そんな爽快感。
「貴方を、愛しているから」
「………」
「それだけは、知っていてほしい」
「……あァ」
全部、彼女の我儘だった。
しかし必要だったのだ。
きっともう、いつもの黄泉川愛穂。
736Res/480.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。