37:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/15(水) 00:54:32.05 ID:qVKrkz.o
(しっかし親船のヤロォ、長々とお説教をくれやがって……)
説教というのは、打ち止め達の話である。
この二カ月、クライアントである親船とは、あまり二人で話すことはなかった。
大概は土御門が窓口になっており、仕事については電話の男が潮岸の件があってからも
あいも変わらず連絡をよこす。
二人で話すような機会は、初めてかもしれない。
彼女はどうやら、ずっと一方通行のことを気にかけていたらしい。
親船は状況をよく把握している。
なぜ一方通行が打ち止め達に会いに行かないのかも、なんとなく察しているようだ。
『貴方は恐れているのね。意地になって、目をそむけている。
温もりを諦めないことを誓ったはずなのに、いざ温もりが近くにあると怖い。
溺れてしまうのではないかって考えてしまう』
(チィ……好き勝手言ってくれやがってよォ)
『もはや貴方は指名手配犯じゃない。
もう言い訳は聞かないですよ、学園都市最強の超能力者第一位さん?』
(わかってンだよクソォ……)
意地になっている事は、わかっていた。
色々と言い訳をしていたことも、自分で良く分かっていて。
ここまで言われては、
会いに行かないわけにはいかなくなっていることも、分かっていたのだ。
(本当に、ガキだな俺はァ……)
子供すぎる自分。
本当に、大嫌いだった。
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