449:泥源氏 ◆a15dGnhq8NbI
2011/01/16(日) 20:42:32.85 ID:BkXnBeqvo
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「“親船最中暗殺計画”、ね」
そのワンボックスカーでは、四人の男女が思い思いにくつろいでいた。
それでも話す内容は物騒で、顔は真剣そのもの。
「予告しちまったら暗殺もクソもねェじゃねェか」
ぼやくのは、一人仮眠用ベッドで寝転がる一方通行。
「で、予告っていうのはどういうものなの?」
訪ねる結標は、今簡易キッチンからタオルで手を拭いつつ出てきたところ。
「なに、大したものじゃない。
『親船最中様を暗殺させて戴きます』――――ちょっとした古風なラブレターさ」
「なかなか過激なラブレターですね」
土御門はソファーに身を任せ、海原は身を乗り出して座っていた。
「そのラブレターはどンなシチュで渡されたンだ?
まさか下駄箱に置いてありましたァなンてこたァねェだろォ」
「渡し方もなかなか古風だったよ。――――矢文だ」
「……矢文?」
「ああ、一メートルの鉄矢だ」
「…………」
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