450:泥源氏 ◆a15dGnhq8NbI
2011/01/16(日) 20:44:20.77 ID:BkXnBeqvo
考え込む一方通行を置いて、話は続く。
「事務所近くの広場に突き立ててあったらしい。
通常はイタズラで処理するところだが……少しばかり狂気じみていたからな」
「警備員、風紀委員じゃなく『グループ』に話がくる理由はそれ?」
「それもあるだろう。理由としては、相手が複数人の能力者集団、
――――最低でも強能力者(レベル3)、という点も挙げられそうだ」
「相手は集団、そして狂気に満ちている? ……まるで宗教ですね」
「それに近いのかもな」
「待て」
「……なんだ? 一方通行」
「なンで矢文を打ち込まれただけで狂気がわかる?
猫の死体でもあったのか? あと人数もだ」
土御門が説明を欠いたのはわざとなのか図りかねたため、
海原はあえて突っ込まなかったが、一方通行はどうも心地悪かった。
意味のわからない動悸、発汗、頭痛。
まるで、その狂気がすぐそこにあるかのよう。
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