151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:41:04.50 ID:MNH19CE7o
<翌日.家>
少女「――っしょ」ギュッギュッ
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:41:32.47 ID:MNH19CE7o
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153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:42:00.53 ID:MNH19CE7o
流星群と少女。
それが、描かれているものの全てだった。
漆黒の夜空には幾重にも星が弧を描き、少女がそれをひっそりと見上げている。
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:42:32.14 ID:MNH19CE7o
青年「それでも、一生懸命描いたよ。ここ最近はずっとこれを描いてた」
少女「……」
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:43:18.73 ID:MNH19CE7o
行こう。
そのただ一言だけで、僕は全ての勇気を使い果たしてしまった。
心臓が早鐘を打つ。口の中がからからに渇く。
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:43:44.34 ID:MNH19CE7o
青年「……君は。きっと僕以上の絵描きになるよ」
少女「……」
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:44:26.94 ID:MNH19CE7o
彼女は、勢いよく顔を上げた。
その顔は必死で、ひたすら必死で。
だが、次の一言をぶちまける前に、彼女の身体が傾いだ。
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:45:02.78 ID:MNH19CE7o
青年「ルル!?」
少女「……っ」
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/28(金) 21:45:33.72 ID:MNH19CE7o
彼女の声は、張り裂けそうなほどに悲痛だった。
何かを言いたくて、でも言えなくて、それらが内側から圧迫している声だった。
だから、僕はただ立ち尽くすことしかできなかったのだ。
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/28(金) 21:48:12.51 ID:MNH19CE7o
今まで遅筆によりご不便をおかけして申し訳ありませんでした
次、最終回です
今夜中に終わらせます
0時過ぎにもう一度投下して、それで最後です
もうしばらくお待ちください
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/28(金) 22:41:41.40 ID:2VJo2dxAO
うおおお怖えええ
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