過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
1- 20
147:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/29(月) 23:44:17.14 ID:GF31udMo

 小萌が雛苺という少女とともに歩き始めて約20分。

 二人は商店街を抜け、どちらかというと学生で賑わう方向に歩を進めていた。

 食事時も半ばを過ぎようかという時間帯になり、道を行き交う人の姿も増えている。

 そんな雑踏の中を、小萌は雛苺とはぐれないようにだけ注意しながら、

(ちょ、ちょっと視線が痛いのです)

 と、内心で汗をかいた。

 学園都市の人間は、その進みすぎた技術や特殊な環境からややずれた者が多いが、それでも一般的な視点を失っているわけではない。

 なんというかもう、目立ち方がすごかった。

 小萌自身はそう目立つ風貌ではない。

 もちろん年齢比で言えば大いに首をかしげられる体躯であるが、彼女単体としてみれば、不本意ながらも一応一般的な小学生に見えるのだ。

 だが、雛苺は違う。

 学園都市は留学生もいるし、妙なファッションをしている者も多い。能力の余波や実験のせいで髪の色や瞳の色が変化した者だって存在する。

 しかし金髪で長髪でひらひらのドレスな雛苺の風貌は、目を引くことこの上ないものだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
808Res/714.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice