過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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214:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:40:57.14 ID:4gNNxTQo

「・・・ありがとうなのですヒナちゃん」しっかりと雛苺の手を握り返す小萌。「小萌先生も、ヒナちゃんのこと好きになりましたよ」

「えへへへ・・・だからね、こもえ」
以下略



215:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:41:25.04 ID:4gNNxTQo

「ヒナはこもえのこと大好きだから。だからそれ、こもえにあげるのよ」

「で、でもこれ、ヒナちゃんの大事な指輪じゃないのですか? そんなの、小萌先生がもらうわけにはいきませんよー」
以下略



216:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:41:52.95 ID:4gNNxTQo




以下略



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2010/04/29(木) 22:42:19.84 ID:4gNNxTQo


 

「・・・わかりました。小萌先生もヒナちゃんのことが好きですから」
以下略



218:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:43:12.59 ID:4gNNxTQo

(し、仕方ないのですよ。子供のお願いを叶えるのも大人の役割なのです)

 小萌はゆっくりと左手薬指に指輪を嵌め―――その際、なぜか赤い神父の姿が浮かんだが―――次いで、口元に手を持っていく。
以下略



219:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:43:40.99 ID:4gNNxTQo



 ドクン、とまるで生きているかのように、指輪が鳴動した。
以下略



220:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:44:24.29 ID:4gNNxTQo
「ひゃ!?」

 驚いて唇を離す小萌。

 だが彼女には指輪も、そして雛苺の顔を見る時間はなかった。
以下略



221:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:45:10.45 ID:4gNNxTQo

 屋上への出入り口、自動ドア。

 そのドアが開ききる前に駆け込んできたため、誰かが激突したのだ。
以下略



222:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:46:43.47 ID:4gNNxTQo




以下略



223:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:48:11.09 ID:4gNNxTQo

 その真紅が、驚愕を露にして叫んでいる。

 視線の向きは上条、そしてインデックスと同一方向。小萌に抱きついている、幼児といっていいほど小さな少女だ。
以下略



224:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/29(木) 22:48:41.56 ID:4gNNxTQo
 胸に手を当てる真紅。

 自分は雛苺のローザミスティカを得ていたはず。それは雛苺が望んだこと。身体を失ってもなお、自分とともに戦おうとしてくれた彼女の意思。

 それを、なぜ、忘れていた?
以下略



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