過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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303:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/07/04(日) 23:26:39.16 ID:SO/OYW.o

「……」

(ごめんね、黒子)

 心中でもう一度謝罪し、美琴はパソコンに処理を流し続ける。

 何十にもかけられたプロテクトを片っ端から解除し、数分のうちに美琴は目的の位置にたどり着いた。

 通常ならばこの段階でシステム管理者に見つかって、なんらかの対応がとられるに違いない。しかし、今日はそれがなかった。

 目論見どおりだ。

 そしてノートパソコンに、美琴の望む情報が降りてくる。

「……」

 美琴がアクセスしているのは『書庫』ではない。

 『書庫』へのハッキングは、以前に一度痛い目を見ている。実際に痛い目だったのは、サーバを丸ごと潰した相手側だったのかもしれないが、まぁ、目的の情報を得られなかったという意味では、痛い目である。

 だから今日、該当地区の風紀委員が総出するであろうこのタイミングなら、プロテクトは手薄になると踏んだのだ。それが『書庫』以外の場所であれば、なおさらだろう。

 クラック先は『書庫』以外で、おそらく望む情報が存在するであろう場所――――常盤台中学校の全情報を管理する、専用サーバだ。

「……見つけた」

 美琴は閉じていた目を開き、ディスプレイに表示された文字列を睨むように見た。


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