過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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463:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/01/17(月) 00:59:41.74 ID:jjbp8hzdo
「……」

 それを悟ると、真紅は薄い笑みを浮かべながら、水銀燈に目を向けた。

「……いやだわ、水銀燈。貴女は昨日、嘘をついたのね。結界も魔術師も知らないと言っていたのに。それでも誇り高い薔薇乙女なの?」

「……なんですってぇ?」

 挑発を多分に含んだ口調だ。容易に鼻白む水銀燈。

 真紅は少女人形と蒼星石に意識を向けつつも、次に投げかける言葉を考える。少しでも水銀燈が言い返さなくては気が済まない言葉を。

 時間を、稼ぐ。

 結界の外にいるであろうインデックス。彼女の知識と、雛苺との一戦で見せた魔術。彼女ならあるいは、結界に干渉することができるかもしれない。

 いまここにいない上条。彼の右手ならば、この結界を破壊することもできるだろう。

 この戦力差で戦えば、守りに徹しても長くは保たない。

(当麻……!)

 真紅の左手が、祈るように握りしめられた。


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