過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
↓
1-
覧
板
20
653
:
上条と真紅
◆zEntDqWLlc
[sage saga]
2012/09/15(土) 01:51:41.07 ID:FsTN+OYbo
「私は、忘れていたのだわ。忘れているのだわ」
真紅の口調はまるで、罪を告白する咎人の様。
「いまもまだ、思い出していないことがある」
それは何も雛苺のことだけを告げているのではなかった。
ジュンと共に在ったこと。
雛苺や翠星石と、そしてきっと他の薔薇乙女とも結んでいただろう日々。
自分なりのやり方を、その先に見ていた日々を、ほんの一部でも創り出せていたはずの記憶。
それをなぜ覚えていないのか。
なぜ忘れてしまったのか。
なぜ失ってしまったのか。
なぜ、思い出せないのか。
……あの時の想いは、その程度でしかなかったのだろうか。
口が止まらなかった。
堰を切ったように哀しさと罪悪感が湧きあがり続ける。
昨日から自分の中で誤魔化し続けていたナニカが、不意に形となって自分自身を苛んでいた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
808Res/714.60 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1294924718/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice