過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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769:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/05/21(火) 01:48:24.78 ID:BCdppM12o

「――っ!」

 それでも真紅は叫ぼうとするが、命令の効力ゆえに声がでない。

 小刻みに身体を震わせていることから、命はある。しかし立つ事は出来そうになかった。

 アウレオルスの目的が真紅自身だとすれば、彼に敵対する上条たちを生かしておく理由はない。

 そして先ほどからの会話から推察するに、アウレオルスと上条は過去になんらかの因縁があるようだ。それも友好的とは、とても言えそうにない、因縁が。

 殺されてしまう。

 しかし――

「翠星石、撤退だ。『吸血殺し』の夢を渡る。扉を開け」

 と、アウレオルスは命じた。

「!?」

 驚き、唯一動く瞳でアウレオルスを見上げるが、アウレオルスはその視線を無視。

「……」

 インデックスを無力化したと同時に棒立ち状態になっていた翠星石は、次の命令に従って倒れた姫神に歩み寄った。

 傍らに膝をつき、小さな手を姫神の頭に添えると、アウレオルスの眼前に煙のようにぼやけた円形のゲートが出現する。



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