過去ログ - 浜面「俺は、どんな事してもお前を助けるって誓ったんだよ。インデックス」<br>
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143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/01/24(月) 03:29:26.22 ID:bTON20LAO
禁書「そ、それでこれからどうするんだよ!」

浜面「まずは上に出るぞ!!」

禁書「上?」

浜面「屋上だよ!!」

浜面達が魔術師から逃げ、行き着いた先は鉄製の薄い階段。それは随分錆び付いていて、登れるかも分からないほど酷く脆い。

浜面「いくぞっ!」

禁書「ふぇっ!?」

それを2人は駆け上がる。インデックスの手を引き、力を込めて、上へ上へ、駆け上ぼる。

その後ろを執拗に付けてくるのは、一体の業火の塊。

しかし――

イノケンティウスは浜面達の後を追う事が出来なかった。

浜面「よう、バケモノ。階段登んのは苦手か?」

浜面は魔術師の言葉を思い出す。イノケンティウスは3000度の炎の塊、鋼鉄さえ溶かして標的を焼き尽くす。

そう、鋼鉄さえ溶かしてしまう、炎の塊。

浜面「なら鉄で出来た足場に登れるわけねぇよなぁ!!」

イノケンティウスは足場を挟んだ浜面の足下でもがき、叫ぶ。辺りの機材を掴み、ところ構わず投げては見るが、浜面達には届かない。

浜面「いくぞインデックス!!」

禁書「う、うん!」

インデックスの手を取り、そのまま金網が敷かれた通路をガシャガシャと音を立てて駆け抜ける。

足下を見るとまだイノケンティウスは追いかけようと必死にもがいており、それを使役する魔術師は浜面を怒りを込めた目で睨み付けていた。

まるで大事なモノを傷つけられたような、そんな目で。

浜面「…………」



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