112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/23(日) 23:55:03.17 ID:q0fuJHc+o
「……ちょっと格好つけすぎじゃない?」
そう、キザったらしいにもほどがある。こんなの漫画でしか見た事ない。
ベタで、チープで、その上まったく似合わない。
でも、ね。
私はそれが嬉しくて仕方ないんだ。
「オマエに言われたくねーよ」
少し声を荒げて一瞬私を見るのだけどやっぱりすぐに目を逸らす。
そんな風に照れるアイツの横顔がどうにも可愛くて、私はついついからかってしまうのだ。
「ん? 何々? いつもと違う私にちょっとドキっとしちゃった?」
「うっせーよバカ」
……バカって言ったなこのやろー。
「あれー? もしかしてアンタ、照れてんの?」
ニヤニヤと笑みが浮かんでしまうのを自覚しながらアイツの前に回り顔を覗き込んでやる。
口元を手で隠すようにしていて表情ははっきりとは分からないのだけど、それだけじゃ耳が真っ赤なのは隠せてなかった。
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