545:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 03:50:38.75 ID:9x90pYpVo
「ジャージ、脱いじゃったね」
滝壺はぼそりとそんな事を言う。
「私とお揃いだったのに」
こんな状況にも関わらずそんな事を言ってからかってくる程度には彼女にも余裕ができたのだろう。
それとも冗談を言って浜面を元気付けようとしてくれているのか。
返事に困ってだんまりを決めていると滝壺はさらに続ける。
「はまづら。はまづらこそ大丈夫?」
とは言うが滝壺は心配する様子ではなく――どちらかといえば気遣うように問いかける。
「えっと。その……重くない?」
「妙な事訊くなよ。ここで頷くほど俺は馬鹿じゃねえし、実際、なんて事ねえよ」
そう言う浜面の足は本来のものより明らかに遅いし、息も上がっている。
いかに軽いといえど年頃の少女が一人。十や二十ではすまない。
彼女の正確な体重については言及せぬが華というものだ。
751Res/479.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。