671:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/18(水) 04:00:53.67 ID:32iMxubGo
「プレゼントだよ、絹旗ちゃん」
黒夜が笑う。
「ほんとはさ、奥の手だったんだけど。『窒素装甲』抜くための特注改造スタンガン。
一発で全バッテリー使うけどちゃんと端子で挟み込めれば『窒素装甲』の上からでも殺せるだろうと思ってね。
どうせどっかで使うだろうと思って持ってたんだけどもういらないや。垣根がいるんじゃ話にならない。冥土の土産にあげるよ。あ、これ逆か」
「……黒夜」
「殺せよ。じゃないと困るんだろ、『アイテム』。
そっちのお兄ちゃんが何かやろうとしてるみたいだけどさ、私が生きてるってだけで邪魔になるでしょ。
私も無駄生きする気なんかねーし。惰性で生きるのなんてクソ食らえだ」
そう笑って、黒夜は目を閉じ両手を後ろに、腕を枕にして壁に寄り掛かる。
「…………」
絹旗はしばらく何かを考えるように垣根に渡されたスタンガンと黒夜を交互に見た後。
「どうもお互いに超ついてないみたいですね」
「運がいいはずないでしょ。だってほら、地の底だぜ?」
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