過去ログ - 上条「身体が……熱い」
1- 20
932: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/11(金) 23:51:22.58 ID:IZ5RBuRDO

「俺は知ってるンだがな。どンな状況だって諦めねェで、俺でさえ困難な状況を気持ち一つで乗り越えてきやがった『無能力者』を、な」

「………………!」

「そいつは自分がどンなに傷付こォが苦しもォが、諦めずに誰もが逃げ出すような状況も乗り越えやがったンんだ」
その姿を思い出す。
間違っていた自分を変えたあの姿を。
クソッタレの幻想をぶち殺した、あの姿を。

「腕っぷしとか、特別な能力とか、そういうのじゃねェ。諦めねェ気持ち一つでな。気持ちだけで、俺に勝ちやがった」

「第一位のあなたに…………勝った……?」

思う。
おそらくその少年が幻想殺しを持っていなくとも、自分は負けていた。
始めから、負けていたのだ。

「諦めるンなら、死ぬほど努力しやがれ。死ぬほど足掻いてみやがれ。そっからでも遅くねェだろォが」

だが、自分にも守るべき者は出来た。
とてもしきれるとは到底思えないが、償いの方法も見つかった。

だからそいつにも負けない様な『想い』の力を、自分もつけてやろう。

そう、思っていた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
960Res/577.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice