過去ログ - 魔王「武器を下ろせ。お前と戦う気はない」その2
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37: ◆JbHnh76luM[saga]
2010/12/22(水) 20:36:48.61 ID:ppc17MUo

女「縮地……だっけ? の時に盛大に顔面打っちゃってノビてる」

蒼息子「だ、大丈夫です……醜態をお見せしてしまい、申し訳ございません」

魔王「大丈夫か? 助け出してくれた事に改めて感謝する」

蒼息子「ありがたきお言葉です。現在魔王城は魔王様の身体を乗っ取った前魔王によって支配されております。魔属領に潜んでいた前魔王派の者達を集め、戦争準備を始めているようです」

勇者「蒼息子はどうやって脱出できたんだ? あの霧は全部弾いちまうんだろ?」

蒼息子「中から外に出る分には何も障害がございません。外から入る場合にのみ前魔王の許可がある者以外が弾かれる仕組みになっているようです」

メイド「前魔王の魔力紋を付与された者しか通れないというわけですね」

女「戦争準備って、聖王国全土に侵略戦争を仕掛けるつもりなの?」

魔王「そのようだな。前時代的で愚かな考え方だ」

卯「お茶をお持ちしました。お話を伺ってて思ったのですが、侵略戦争なんて仕掛けられたら折角作り上げた平和が脅かされてしまうんですよね?」

魔王「その通りだな。だから先に人間側と話をつけねばならん……これ、熱いな」アチチ

卯「ごめんなさい、普通の温度でお淹れしたんですけど」

メイド「魔王様はお子様の身体になってしまってるので感覚も子供の感覚になっているようですね」

魔王「不便だな……」ムー

勇者「でも、魔王が無事でいてくれて本当に良かった」ナデナデ

女「勇者、本当に酷かったのよ? 取雲の街を壊滅させそうな勢いだったんだから」

魔王「やはりか。その部分についてもきちんと話さねばならぬな」

卯「魔王様っ!」ドゲザ

魔王「どうした?」キョトン

卯「私が至らなかったばっかりにこのような目に遭わせてしまい、本当に申し訳ございませんでした! 私の顔など見たくもないと思っておいでだとわかっておりましたが……」

魔王「卯殿に責はない。全て私が悪いのだ。あのような罠を見抜けなかった私に問題があった。冷静であれば罠だとわかったものを」

女「私も魔王を止めれなかったわ。ごめんなさい」

勇者「俺もだ。魔王が魔法を使えなくなってて焦ってたのを見抜けなかった。すまない」

メイド「私もです。魔王様をお守りする事が最優先事項でしたのに、それを怠ってしまうなど、どのような罰でもお受けいたします」

魔王「おいおい、お前達が悪いのではないと言っておろう。全て私の焦りと慢心が招いた結果だ。臣娘殿にも謝らねばならぬ」


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