過去ログ - 魔王「武器を下ろせ。お前と戦う気はない」その2
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39: ◆JbHnh76luM[saga]
2010/12/22(水) 20:39:11.50 ID:ppc17MUo

勇者「もういいよ。俺もキツい事言って悪かった。魔王が一番傷ついたんだもんな」

魔王「いや別に?」

勇者「まじで!?」

魔王「肉体の傷などどうとでもない。確かに勇者と色々する前に身体が朽ちてしまったのは残念でならぬが、今こうして勇者と再会できたのだ。その程度の事どうとでもない」ギュー

勇者「そう言ってくれるのは嬉しいんだけど、何かすごい複雑」

メイド「魔族はそんなものですよ。魔王様は貞操観念が強い方ですから今のようなお言葉をくださいましたが、大半の者は蚊に血を吸われた程度にしか思いません」ヘーゼン

卯「ここまで違うとびっくりを通り越しちゃいますね」

女「うーん……でも、魔王がそんなに傷ついてないっていうのは不幸中の幸い、かな?」

勇者「これからはちゃんと護るからな」

魔王「もう離れぬぞっ」ギュ

女「とりあえず私も」ギュー

勇者「なんでこの人たちはシリアスが続かないんだろう」

蒼息子「魔王様、私が黄将軍様をお探しして参りますので、こちらでお休みください」

魔王「いや、私が行こう。どちらにせよ私の姿がなければ話が通るまい」

バァンッ!

四天王黄「魔王様っ!!」

四天王碧「魔王様はどこだ!?」

魔王「……手間が省けたな。お前達、どうしてここがわかった?」

四天王黄「王母陛下が王宮に使いを出してくださったのです。それで、魔王様はっ!?」

魔王「目の前におるではないか」

四天王碧「何だこのチビは?」

魔王「……」

メイド「碧将軍はもう少し頭で物事を考えてからお話したほうがよろしいかと」

四天王黄「……そのお顔、確かに魔王様に相違はございませんが……何があったのでしょうか」


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