過去ログ - 魔王「武器を下ろせ。お前と戦う気はない」その2
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6: ◆JbHnh76luM[saga]
2010/12/20(月) 11:18:19.93 ID:ufOkNKoo

― 西の国 国境の街 ―


勇者「はぁっ、はぁっ……やっと着いたっ」ゼェゼェ

女「疲れたぁーっ」ヘロヘロ

メイド「毎日限界まで転移呪と転移杖を使って、そこからは徒歩でしたものね……転移酔いも相俟って私でもキツかったです」グッタリ

卯「ここが国境の街なんですか? 西の国の文化に聖王国の文化が混ざっていて独特の雰囲気がありますねっ!」キャッキャッ

勇者「なんで卯さんだけ大丈夫なんだ?」

卯「転移酔い、ですか? それが全くありませんでしたので」ケロリ

メイド「体質……なのでしょうか? 慣れておられる勇者様でも転移酔いでここまでお疲れですのに」

女「案外、魔法との相性が良いのかもね」

勇者「うーん、どうやっても転移酔いは避ける事はできないはずなんだけどなぁ」フシギ

卯「じゃあ、私が宿を取って来ますね。みなさんはそこのパブで休んでいてください」

勇者「たのみまーす」

女「卯さん、少しは元気になったみたいだね。魔王の件もあったから心配してたけど」

メイド「出発してしばらくは落ち込んでおられて心配でしたけど、色々な街を駆け足で巡る内に少しは紛れたようですね」

勇者「裡に押し込んでるんだと思う。時々暗い表情浮かべたりしてるからな。魔王と合流してきちんと話し合えばお互いにわだかまりも消えるだろうし、その後で王都に行って魔族賢者とも引き合わせてみたいな」

女「陰陽術と魔法の違いとかを共同で研究するの?」

勇者「魔王の魔法が封じられた事もあるからしっかりと研究はしておいて損はないと思う。戻ってくる道すがら色々と話を聞いたけど中つ国は野心が強い国民性らしい」

メイド「とはいえ、聖王国まで侵攻するには膨大な距離がありますけど」

勇者「あくまで予防措置だ。備えあれば憂いなしって言うだろ?」

店主「はいお待たせ。紅茶3つね」

勇者「ありがとう。最近変わった事ってなかったか?」


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