過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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107: ◆AYASExLmi.[sage]
2011/01/04(火) 22:27:34.01 ID:g4ak.CYo
 何なんだこの超展開は、正直言ってあやせが俺を嫌って無かったというのは嬉しい超嬉しい。
 だが何分間が悪いのだ、既に俺には黒猫という彼女が居るわけだし。
「私が今、お兄さんに付き合ってくださいって言ったらどうしますか?」
「……あやせ、気持ちは嬉しいんだが、俺にはもう彼女が居るんだ。だから今更あやせと付き合うなんて不誠実な事は出来ない」
「先輩……、先輩のその言葉とても嬉しいわ。でも、でもね。世間体を気にせず自分の気持ちに正直に答えるべきだと思うわ。
 自分の気持ちに嘘を付いたまま私と付き合ってもきっとお互いに不幸になるだけよ」
「黒猫……何言ってるんだ……。お前、俺があやせと付き合うと言ったとしたらそれで良いのかよ?」
「……わ…ない……、良い訳無いじゃない!けれど貴方の心が私の方を向いて居ないなら付き合い続けるなんて出来ないわ」
「五更さん……、お兄さんが貴方と付き合った理由が分かったかも知れません。さっきは酷い事言ってごめんなさい」
「いいえ、私も失礼な発言をしてしまって、その……申し訳なく思っているわ」
 俺の回答次第では俺と黒猫の関係を壊し兼ねない黒猫の発言に、あやせと黒猫は先ほどのギスギスした空気が嘘みたいに打ち解けたみたいだ。
「お前たちが喧嘩をやめてくれて俺も嬉しいぞ、うん。それじゃあやせまたな」
 俺は満面の笑みを浮かべあやせに手を振りながらこの場を離れようとしたんだが肩をガシっと掴まれて背後の恐ろしい気配にフリーズした。

「お兄さん、話はまだ終わってませんよ」
「そうよ、この場でどちらと付き合うか決めて貰わないと。さあ、運命の扉を開きなさい」
 あー、やっぱりそういう展開になりますか?出来れば穏便に済ませたかったんだが、二人は俺の本心を聞かないと納得してくれないだろう。
 俺はふーっと一つ深呼吸してからこの選択を口にした。


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