過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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◆5yGS6snSLSFg
[sage saga]
2011/01/10(月) 12:57:07.26 ID:Vwy5wGzzo
季節は夏。期末テストを間近に控えた、とある七月の土曜日。
その日の俺は我が家で唯一クーラーのない部屋(つまり俺の部屋のことだ)に朝から引きこもり、必死の――――というより苦悶に近い形相で机に向かっていた。
「く……ぐぬ……」
以下略
586
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◆5yGS6snSLSFg
[sage saga]
2011/01/10(月) 12:57:54.56 ID:Vwy5wGzzo
だが、俺がプラモをつくるようになるまでに、他人とは違う、ちょっとした事情があったのは確かだ。
なぜか俺は、あれからも、何度か妹に呼び止められ『人生相談』という名目で無理難題を押しつけられるという日々を送っていた。
つい先日も、この『HGFCノーベルガンダム』を手渡され、『まずは速攻で仮組みを終わらせて下さい。絶対ですよ?』みたいなことを言われたのだ。意味がわからない。
それで諾々と従っちまう俺も、情けないっちゃ情けないんだが……。
以下略
587
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◆5yGS6snSLSFg
[sage saga]
2011/01/10(月) 12:59:54.01 ID:Vwy5wGzzo
俺がそう答えると、沙織は失望のまなざしでこちらを見つめてくる。
ところで、表面処理ってなんですか?
「お兄様……まさか素組で終えられるつもりではありませんわよね?」
以下略
588
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◆5yGS6snSLSFg
[sage saga]
2011/01/10(月) 13:00:46.02 ID:Vwy5wGzzo
翌日の日曜日。
昼食をすませ、リビングでだらだらテレビを眺めていると、ぴんぽーんとインターホンが鳴った。少し間をおいて、再び、ぴんぽーん。
誰も出る様子がない。
ちなみに親父は休日だってのに仕事。お袋は近所のおばさんたちとどっかに行った。
痺れを切らしたのか、訪問者は最終的にインターホンを連打する。ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴんぽーん。
以下略
589
:
◆5yGS6snSLSFg
[sage saga]
2011/01/10(月) 13:01:28.67 ID:Vwy5wGzzo
俺がお茶とお菓子を持ってあがると、沙織達はなにやら俺の話題で盛り上がっていた。
「だから〜、あたしの理想の兄貴像は、優しくて頼りがいがあって……あ、当然超シスコンなのがデフォだから。でもそれをなかなか認めようとしなくて」
「あなたにしてはいい線行ってるわ。だけど少し現実を見なさい。そんな都合のいい兄がいるわけがないでしょう?」
「いやいや、そうとも限らんでござるよ黒猫氏。拙者のお兄様なんかは結構それに近いものが――」
以下略
590
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◆5yGS6snSLSFg
[sage saga]
2011/01/10(月) 13:02:21.19 ID:Vwy5wGzzo
「……シスコン?」
「それだけは違う!」
「じゃあなに?」
首を傾げる黒猫。なんでかしらんが、この話題にえらくご執心らしい。
以下略
591
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◆5yGS6snSLSFg
[sage saga]
2011/01/10(月) 13:03:08.31 ID:Vwy5wGzzo
あばばば、途中盛大に改行失敗してる
見づらくてごめんなさい
また書きに来るよ
592
:
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2011/01/10(月) 13:18:03.70 ID:RB5KJSBDO
gjである
593
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2011/01/10(月) 13:19:46.23 ID:yDSZqsZqo
いい兄貴だな
594
:
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2011/01/10(月) 13:31:39.54 ID:WbyGRv/DO
最初思ってたよりキャラ配置が面白いことになってるな
続き期待乙
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