過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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883:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:27:07.84 ID:dfLwBmsm0
「何で……何で分かんないのよ、アンタは!」

そう叫んだかと思うと、俺の襟元をつかんで床に叩き付けた。

「いっ……! な、何を」

背中に走る痛みに耐えていると、桐乃は仰向けに倒れている俺に馬乗りになり、
再びシャツの襟元を掴んで絞り出す様な声を出した。

「御鏡さんは……彼氏の振りをしてくれてただけ。本当は付き合ってなんかない……」
「は……?」

彼氏の振り?コイツ何言ってんだ?じゃあ、俺や親父、お袋やあやせにも
嘘をついてたってことなのか?

「何の為にそんな嘘を――」
「アンタがあたしを見ないからでしょ!」

そう叫ぶと桐乃は再び興奮状態に陥り、俺を射抜く様な視線を浴びせてきた。

「あたしがどんだけ頑張ってきたと思ってんの!? 陸上も、勉強も、お洒落も!
全部……全部……!」
「桐乃、落ち着……」
「全部アンタの為に頑張ってきたの!!」

な……?

時間が止まったかのような錯覚を覚えた。
我に返って、桐乃の放った言葉を頭の中で反芻する。

全部俺の為……? それって、それってまさか。まさかお前、俺を……?

「あたしは……あたしはアンタの事が……」
「……」



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