過去ログ - 当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」【2日目】
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908:灰色の放浪者
2011/03/12(土) 01:50:48.87 ID:H32rfP3C0



 これで終わりではない。理后は忍び足で歩き、静かにドアを開けて部屋を出る。
向かった先は当麻の部屋。そーっと、音を消し、気配も消すかのようにドアを少し開ける。
明りは小さな、柔らかい光を灯す常夜灯と、閉じられたカーテンの隙間から漏れる月の光のみ。
聞こえてくるのは当麻の寝息だけ――――
――――と思いきや

(なんでふれんだとさいあいがいるの!?!? )

 何たることか。当麻の両側にフレンダと最愛が添い寝しているのだ。
しかも当麻の腕や背中に抱きついて。
最愛の寝相が少々悪いのはご愛嬌ということにしておこう。

 理后は一瞬固まっていたが、目的のものを逃す女の子ではない。
少し羨ましそうな顔をしながらも当麻に近寄っていく。

「おに…い……ちゃん……」
「ふふ……たまに…は……思いっきりあま…ても……わけ……」

 急に寝言を言うものだから、
理后は、風に狐のにおいを感じた野ウサギの如く背をピッと伸ばしてしまう。
二人の妹ときたら、当麻にむぎゅーとしがみつくは、頬ずりするは、
夢の中でも現と変わらずやりたい放題なのだろう。
思い切り素直か少々ド派手な照れ隠しが入るかのベクトルの違いこそあれ。

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