164:とある複製の妹達支援[週末しっぽりが素晴らしすぎる件]
2011/01/22(土) 19:59:41.06 ID:pRtB1Rnho
固法「――それで、今日の仕事だけど、とりあえず巡回の方は白井さんと安達さんの二人でやってもらえる?」
黒子「それ自体は別に構わないのですけど……あの、固法先輩は?」
固法「例の事件の捜査の為に他の支部と合同で会議があるの……だから、大事な新人を『貴女』に『任せて』もいいかしら?」
あの頃とは違って、もう一人前なのだから、と。
黒子「そこまで言われたら、この白井黒子……全力で彼の面倒を見させてもらいます」フンス
固法「……新人と一緒なら、そんなに無茶も出来ないでしょうし」ボソ
さらっとアレなことを言われたのだが、黒子には聴こえてないようだ。
初春「……あはは」
黒子「さぁ、安達さん! 早速、学区内の巡回に向かいますの!」グイグイ
安達「おい、そんな引っ張らなくても……」ズルズル
初春「頑張ってくださいね〜」
〜第七学区・木の葉通り〜
黒子「――と、いう訳で巡回中ですの」
安達「誰に向かって言ってるんだ……?」
黒子「それにしても」ジー
足元から頭まで、品定めでもするかのような視線。
安達「……そんな見つめられると照れるじゃん」
黒子「違いますの! ……予想以上に貴方が強かったので驚いているだけですの」
勤務初日だと言うのに、ここまでの巡回中、事件が立て続けに起きた。
事件と言っても、普段からよくある、スキルアウトもどきの不良によるカツアゲや小競り合いだったのだが……
そんなある意味でいつもどおりの事件を黒子は安達に任せた。
改めて、安達の風紀委員としての手並みを確認する為に、だ。
勿論、いざという時は自分が尻拭いをするつもりだったのだが、その必要はまったく無く――
――どこぞの不幸な少年よろしく複数の男に絡まれていた少女を逃してあげたり、
――カツアゲされていた眼鏡の少年を助け、何故か悪態をつかれたり、
――絶賛喧嘩中の不良グループをまとめて叩き伏せて、グループに誘われたり、
――安達を『仲間の生』と勘違いした、第七学区のスキルアウトにフレンドリーに差し入れを貰ったりした。
さすがに最後のは黒子の追求を誤魔化すのに苦労したのだが。(前に絡まれたのを返り討ちにしたら舎弟みたいになった、という事にしておいた)
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